性感染症の検査はどこで受ければいいのか
性的行為をしたことがある方であれば一度くらいは、性感染症の検査を受けてみようかと考えたことがあるかと思います。
しかしいざ検査を受けるとなると、一体どこで受ければいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
性感染症の検査を受ける方法には、保健所、病院、検査キットの3種類があります。
そこでここでは、それぞれの方法についてご紹介させていただきます。
1.保健所
保健所で行われている性感染症検査というとHIVというイメージがありますよね。
しかし実は、保健所ではHIV以外にも梅毒やB型肝炎、クラミジアなどの性感染症の検査をすることができます。
そして保健所で行われている性感染症の検査は、その全てを無料で、しかも匿名で受けることができます。
もちろん、自分が住んでいる市区町村以外の保健所で検査を受けることも可能です。
ただし「知り合いに顔を合わせたくない」という理由で他の地域の保健所を訪れる方も沢山いらっしゃいますので、
たまたま訪れた保健所で知り合いに出くわしてしまうという可能性はゼロではありません。
また保健所では検査を受けることができる日が決められているため、その日に都合がつかないと検査を先延ばしにしてしまい、
結局受けずじまいになってしまうこともあります。
2.病院
次に病院での性感染症検査についてです。
病院では、様々な性感染症の検査を受けることができます。
総合病院ではもちろん、婦人科や泌尿器科においても性感染症の検査は行われています。
ただし病院で検査を受けるにあたっては、検査料の他に診察料もかかってきます。
また何らかの症状があらわれている場合には保険適用で検査を受けることができるのですが、
単なる検査目的での受診の場合には全額自己負担となることもあります。
全額自己負担での検査となると、最低でも1、2万円程度の費用がかかることを覚悟しておく必要があります。
3.検査キット
ここ数年で性感染症検査の主流となりつつあるのが、検査キットを用いる方法です。
検査キットとは性感染症の検査をするために必要な器具等がセットになっているもので、
中に入っている説明書に従って自分で検体を採取し、検査機関にこれを送付します。
すると検体を受け取った検査機関が指定項目についての検査を行い、数週間後に検査結果が通知されるのです。
検査キットを使用すると5から10種類の性感染症について一度に検査をすることができますし、
なにより誰にも顔を合わせることなく完全秘密厳守で検査を受けることができます。
また病院で自己負担にて様々な検査を受けるよりも、かなりリーズナブルに性感染症の検査を受けることが可能です。