性感染症と思ったらまずは検査を
性感染症は、とても怖い病気です。
世間的にはSTD(エスティーディー)と呼ばれており、その名称からはあまり病気の怖ろしさは想像できません。
けれども、性感染症は、時に命さえ奪うほど重症になることもあるのです。
そんな性感染症の代名詞と言えば、やはりHIVですね。
1.HIVについて
性感染症とは、その名の通り感染する病気ですから、自分自身だけの問題とは限りません。
もし、性感染症に感染して、そのまま他人との性行為を続けていけば、感染はどんどん広がっていってしまいます。
特に、HIVに関しては感染力も強く、感染後の症状も非常に悪いため、検査によってできるだけ早期に発見をしたいものです。
ただし、HIVというのは予防策を講じていればそれほど感染が広がるというわけでもないのです。
2.HIVの予防方法
性感染症であるHIVは、基本的には性行為の最中に感染が広がります。
ですから、男性は性行為の時にコンドームをきちんと着けましょう。
また、男性同士の性行為でアナルセックスというのは、非常にHIVの感染の確率が高まります。
これは、HIVというウイルスが、人体の粘膜にできた傷から侵入しやすいという特性があるためです。
アナルセックスというのは、もともと性器ではない組織を利用した性行為ですので、どうしても粘膜に傷がついてしまいます。
当然、通常の性行為でも粘膜には傷がつくのですが、アナルセックスの場合はその比ではありません。
ですので、本当にHIVを予防したいと考えるのであれば、そうした性行為は控えていきましょう。
また、意外に思われるかもしれませんが、オーラルセックスというものも、HIV感染を誘発します。
こちらもアナルセックスと同様に、性行為の際に咽頭粘膜を傷つけてしまい、そこからウイルスが侵入していきます。
3.その他の性感染症について
HIV以外にも、性感染症というのは、かなりの数が存在します。
それぞれ原因となる細菌やウイルスは異なります。
そして、感染後の症状もそれぞれで大きく異なってきます。
ただ、共通しているのは性器周辺に異常が生じるという点でしょうか。
ですので、そうした症状が出てきたらまず性感染症を疑い、検査を受けてみましょう。
性感染症の検査は、病院で受けることができます。
また、各地域に設置されている保健所でも受けることが可能です。
そして第三の選択肢としては、性感染症の検査キットというものがあります。
これは、インターネット上の性感染症に関するサイトで販売しているもので、手軽に性病検査を受けることができるものです。
そうしたサイトでは、各性感染症に関する特徴なども詳細に説明してくれていますので、検査を考えている人は一度サイトの方を覗いてみてはいかがでしょうか。