hiv検査を匿名で受けるには?
病院で治療や検査を受ける場合、必ず名前を名乗らなければなりません。
健康保険で医療を受けるわけですから、当然と言えば当然の話です。
けれども、これが通常の風邪や怪我での診療なら良いのですが、hiv検査となると話は別です。
hivは性交渉によって感染することの多い性病の一つです。
それだけに、hiv検査を受ける際には、できれば匿名が良いという人がほとんどなのではないでしょうか。
1.保健所でのhiv検査は匿名で受けられる
hiv検査を名前を伏せて受ける方法は、2つ存在します。
まず一つ目が病院ではなく、保健所でhiv検査を受けるという方法です。
各自治体では、保健所でhiv検査を実施しており、その多くが無料かつ匿名での受診を許可しています。
ですから、病院で受けるよりも費用がかからず、なお且つ自分の名前を明かさずに、hiv感染の有無を調べることができるのです。
けれども、保健所でのhiv検査は確かに匿名ではありますが、実際に医師や看護師と面談することは避けれられません。
2.保健所よりも匿名性の高いhiv検査
そこでお勧めなのが、hiv検査を自宅で受けるという方法です。
この方法なら、hiv検査を受ける時も、結果を聞く時も誰かと面談する必要がなくなります。
具体的には、インターネットサイトで販売しているhiv検査キットを利用すれば、完全に匿名で自分の感染の有無を調べられるのです。
いくら匿名と言っても、素人がhiv検査を行って、きちんとした結果が出るのだろうか、という疑問を抱かれる人もいらっしゃるかと思います。
その点は、大丈夫です。
市販されているhiv検査キットは、取り扱いが非常にシンプルで、誰が行っても失敗しないように設計されています。
また、自宅で行うのは検体(尿や血液)のみで、実際に検査作業を行うのは専門家なのです。
ですから、利用者は自宅で検体を採って、検査機関に郵送するだけなので、失敗することはまずないと考えて良いでしょう。
3.hiv検査キットが果たす役割
ただし、自宅で行うhiv検査でhiv感染が確定するわけではありません。
hiv検査には、スクリーニング検査と確認検査の2段階があります。
自宅で行えるhiv検査は前者の方だけなので、もしも、この段階で感染の有無が疑われたら、速やかに医療機関へ行きましょう。
病院では、確認検査はもちろんのこと、綿密な治療計画も立ててくれるはずです。
hiv感染によって発症するエイズは、とても怖い病気であることは確かです。
けれども、治療法なども確立されつつありますので、早期発見、早期治療がとても重要な要素になってきています。
hiv検査キットを利用することは、匿名性を確保するだけでなく、感染の有無を早期に気づかせてくれる役割も担っていると言えます。