淋病の検査にはどのような方法がある?
男性も女性も感染すると様々な症状が出てくる淋病ですが、感染の有無についてはどのような検査によって知ることができるのでしょうか。
ここでは、淋病の検査方法についてご紹介させていただきます。
1.病院での検査
淋病は、「淋菌」というウイルスに感染することによって発症します。
そのため淋病になっているかどうかについては、体内に淋菌が存在するかどうかを検査することによって知ることができるのです。
そして淋菌の有無を検査する場合、その方法には①顕微鏡検査、②培養検査、③遺伝子検査、の3種類があります。
顕微鏡検査では、男性の尿道から採取した分泌液を、女性の場合は膣の粘膜から採取した検体を顕微鏡で確認していきます。
淋菌は比較的大きめのウイルスであるため、検体を顕微鏡で見るだけでウイルスの有無を確認することができるのです。
実際、淋菌に感染している場合には90パーセント以上の確率でそのウイルスを見つけることができるのだそうです。
またその名の通りウイルスを培養して行う培養検査についてですが、最近ではこの検査方法を採用しているところはほとんどないようです。
そして現在、医療機関において主流となっているのが遺伝子検査です。
遺伝子検査とはその名の通りDNAを検査する方法で、顕微鏡検査のように目視で淋菌の存在を確認するわけではないため非常に精度の高い検査をすることができます。
淋菌の症状を訴えて病院を受診した場合、おそらくこの遺伝子検査が行われることになるでしょう。
2.自己検査キット
上では病院での検査についてご紹介させていただきましたが、淋病の検査をするために泌尿器科や婦人科を受診するというのは、かなりの勇気が必要になってきます。
もちろん検査を受けるということは何ら恥ずかしい行為ではないのですが、やはりどうしても身構えてしまいますよね。
そういった方におすすめなのが、「検査キット」です。
検査キットとは自宅で検体を採取し、これを指定機関に郵送することによって数日後には検査結果を知ることができるもののことをいいます。
「検体を採取する」というとなんだか難しいようにも感じますが、
検査キットの中に入っている専用の器具を用いて簡単に採取することができますので、気楽に、そして簡単に淋病の検査をすることができます。
また検査キットによる淋病検査も、上で説明した遺伝子検査という方法で行われますのでその精度にも不安はありません。
さらにほとんどの検査キットは淋病だけではなく梅毒やHIVについても同時に検査をすることができますので、
結果的に医療機関で検査をするよりも安くつくというメリットもあります。