クラミジアの潜伏期間はどのくらい?
数ある性病の中でも最もメジャーで患者数が多いのが「クラミジア」です。
クラミジアは感染したとしても自覚症状が出ないことが多いため、自分がクラミジアに感染していることに気付いていない人も少なくありません。
ここでは、クラミジアの潜伏期間についてご紹介させていただきます。
1.潜伏期間とは
性病について調べていると「潜伏期間」という言葉をよく目にするかと思います。
この「潜伏期間」とは、そもそもどのようなものなのでしょうか。
実は人間の体は、ウイルスに感染したからといってすぐにその症状が出てくるわけではありません。
例えばAというウイルスが体内に入ってきた場合、このAというウイルスは時間をかけて体内で増殖していきます。
そしてそのウイルス量が一定量に達したとき、その症状が出てくるのです。
つまり「潜伏期間」とは、ウイルスが体内に入ってから症状があらわれてくるまでの期間のことをいうわけです。
2.クラミジアの潜伏期間 〜男性編〜
では、クラミジアの潜伏期間は一体どのくらいなのでしょうか。
まずは男性の場合についてみていきましょう。
クラミジアの潜伏期間は、男性の場合約1週間から3週間であるといわれています。
また人によっては、症状があらわれるまでに4週間程度かかる場合もあります。
ただしクラミジアは他の性病のようにこれといって顕著な症状が出ないこともあるため、実際にはもっと長い方もいるかもしれませんし、短い方もいるかもしれません。
3.クラミジアの潜伏期間 〜女性編〜
次に女性の場合についてです。
女性の場合も、クラミジアの潜伏期間は男性と同様1週間から3週間くらいであるといわれています。
ただ、潜伏期間についてご紹介しておきながらこういうことを言うのもあれなのですが、
女性の場合、この潜伏期間というものを気にすることにはあまり意味がありません。
というのも女性の場合、クラミジアに感染していたとしても8割以上の方が何の症状も出ないため、
それが潜伏期間なのか、それともすでに発症しているのかという判断をすることができないのです。
もちろん「潜伏期間」であろうと「発症」していようと体内にウイルスが存在していることに変わりはありませんので
性行為をすればパートナーにクラミジアをうつしてしまいます。
潜伏期間というのはあくまでの「症状が出ていない期間」というだけであって
「放置していれば治る」とか「人にうつすことはない」というわけではありません。
潜伏期間中であっても一定のウイルス量が体内に存在すれば検査によって感染の有無を知ることが可能ですので、
不安な方は一度検査してみることをおすすめします。