クラミジアになった場合、どんな初期症状が出るの?
性行為をする以上、性病に感染する確率はゼロではありません。
そしてもしも性病に感染してしまった場合、一刻も早く治療をすることで症状を悪化させずに済みます。
では、クラミジアに感染してしまった場合どのような症状が出てくるのでしょうか。
ここでは、クラミジアの初期症状についてご紹介させていただきます。
1.基本的に無症状のクラミジア
クラミジアは、感染してもまったく無症状であることが多い病気です。
実際、クラミジアに感染した女性の約8割以上が無症状ですし、症状が出やすいといわれている男性でさえ、その半数が無症状です。
そのため、クラミジアに感染したからといって何らかの初期症状が出ることは少ない、ということをまずインプットしておいてください。
2.クラミジアの初期症状 〜男性編〜
上でクラミジアは無症状と書きましたが、男性の場合、約5割の方には何らかの症状が出てきます。
そして男性がクラミジアに感染した場合に出る症状で最も代表的なものが、「尿道炎」です。
そのためクラミジアの初期症状は、尿道炎の初期症状とイコールであると考えていただいて結構です。
具体的には、
・水っぽく、そして白くサラサラとした膿のようなものが尿道から出る。
・おしっこをする時に軽い痛みを感じる。
・なんとなく尿道に熱を持っているような感じがする。
・ペニスに違和感がある。
・残尿感がある。
といった症状が考えられます。
クラミジアに感染したまま放置していると、将来男性を原因とする不妊に悩まされたり慢性的な前立腺炎に悩まされたりするようになることもあります。
上記のような症状が出た場合には、必ず病院を受診して治療を受けるようにしましょう。
3.クラミジアの初期症状 〜女性編〜
次に女性がクラミジアに感染した場合の初期症状についてです。
男性からすると、「女性の初期症状なんて自分には関係ない」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
パートナーがクラミジアに感染している場合、それはあなたにとって無関係な話ではありませんので、女性の初期症状についてもある程度の知識を身につけておきましょう。
ただ困ったことに、女性の大半はクラミジアに感染したとしても何の症状も出ません。
ただし人によっては、
・オリモノに異常がある。
・性交をした時に痛みが出る。
・不正出血をする。
・下腹部に違和感がある。
といった症状が出る場合もあります。
もちろんこれらの症状はクラミジア特有の症状というわけではないのですが、
それでもクラミジアの初期症状である可能性がある以上、婦人科での検査や検査キットで感染の有無を調べることをおすすめします。