尿道炎を起こすクラミジアとは?
クラミジアという性病を聞いたことがあるでしょうか。
性病の代表とも言える病気で、尿道炎を引き起こしたり、不妊の原因となる可
能性があったりと見過ごすことはできない病気です。
感染経路や感染した場合の症状、治療や病気の特徴などを解説していきます。
1.尿道炎の原因となるクラミジアとは
クラミジアという性病はクラミジア菌という菌の感染によって発症します。
クラミジア菌は基本的に、普段から身の周りに常にある常在菌ではなく、性交
渉で性器に感染するのが基本的な感染経路になります。
性交渉と言っても、性器を使用してのものには限りません。
最近ではファッションヘルス店などの、オーラルセックスをサービスとした風
俗店からの感染が多いと言われています。
2.クラミジアの症状
クラミジアはまず尿道に感染します。
そこで炎症が起きた場合は尿道炎と呼ばれる状態になります。
尿道炎の症状は、排尿時のムズムズした違和感や痛み、尿道から膿が出ること
などです。
また、クラミジア菌が尿道よりさらに上がっていくと膀胱炎や副睾丸炎という
状態になる可能性があります。
副睾丸炎になった場合、精子の通り道が塞がり、男性不妊の原因になってしま
うこともあります。
また、強い炎症により歩けないほどの痛みが出る場合もあります。
3.クラミジアの治療
クラミジアの治療自体は難しくありません。
弱い抗生物質を一週間ほど続けて飲むか、または一週間程度効果が持続する強
い抗生物質を一度飲むというのが一般的です。
治すこと自体は簡単ですが、クラミジアは常に流行状態というのが現状です。
その理由はクラミジアの意外な特徴にあります。
4.クラミジアの特徴
クラミジアの特徴は自覚症状の弱さです。
弱さ、というより全く自覚症状が無い場合も半分近くあるとも言われています
。
症状が無いのに病院に行く人は普通はいません。
そのため、知らない間に感染し、知らない間に感染させてしまうことにより常
に流行しているような状態が続いてしまうというわけです。
よってクラミジアにかからないようにするため、またできるだけ早く治すため
には症状が出ていない状態でも検査をしてクラミジアの感染に気づくことが大
切です。
ある程度の期間を決めて定期的に検査をうけることがおすすめです。
その際に毎回病院に行く時間がなかったり、恥ずかしいという場合は性病検査
キットというものを利用するという方法があります。
性病検査キットは通販などで購入して、自宅で検査が可能なため手軽です。