尿道が痛いときの性病一覧
尿道が痛い場合、性病ではないかと不安になります。
多くの場合、性交渉から感染した性病であるため、性病検査キットなどでの検査の後、適切な治療が必要になります。
どのような病気が考えられるのでしょうか。
1.尿道が痛いときは性病の可能性が高い
性病を引き起こす菌が最初に入ってくる場所はペニス、なかでも尿道がほとんどです。
そのため、性病にかかった場合、まず尿道や亀頭に違和感や痛みが出るケースが多いです。
菌がなんであれ、入ってきた菌が原因で尿道が炎症を起こしていることを尿道炎と呼びます。
菌によって若干の違いがありますが、尿道の違和感や排尿する時に痛いことに加えて膿が出ること、また炎症がきっかけで38度以上の熱を出すことなどが主な症状です。
性病以外の雑菌で尿道炎が起こることもありますが、今回は尿道炎を引き起こす性病にはどんなものがあるか解説していきます。
2.クラミジア
クラミジア菌に感染することで発症します。
男性では5割が感染しても自覚症状がないと言われています。
そのため放置されてしまうことが多く、パートナーに感染させてしまったり、男性不妊の原因になってしまうことがあります。
抗生物質が入った薬を飲む治療を行います。
3.淋病
上記のクラミジアと同時にかかることも多い性病です。
排尿時に激しい痛みが伴うことが多いため、クラミジアと比べると自覚しやすい病気と言えます。
また、クラミジアの場合に比べて尿道から出る膿が黄色っぽく粘度が高いのも特徴です。
しかし、淋病も必ず症状が出るというものではありません。
気づかないまま慢性化してしまい、不妊などの原因になることもあります。
4.カンジダ
カンジダ菌という菌に感染して起こります。
基本的には亀頭にかゆみやただれ、発疹が出て白い垢のように見えるカスが発生します。
このカンジダにかかった場合、尿道炎を起こすことがあります。
カンジダ菌自体は、常在菌と言われる人の体の中に元から持っている菌で、体調不良や免疫力の低下によって菌がペニスで繁殖することで引き起こされます。
性交渉によって菌がついた場合でも、洗い流せば発症する可能性は低くなります。
菌が繁殖しやすい環境にある包茎の人は、若干発症する可能性が高くなります。
治療は、抗真菌薬の軟膏やクリームの塗布になります。
5.検査と適切な治療を
尿道炎を引き起こす原因となる性病を見てきました。
放置することで重症化したり、不妊の原因にもなり得るため、きちんとした治療が必要です。
ただ、必ずしも尿道が痛いという状態になるとは限らないので、症状がない場合でも定期的に検査をすることが大切です。
症状がないのに病院に行くのは気が引けるという場合は、性病検査キットによる検査がおすすめです。
匿名で自宅で検査を受けることができ、検査の確認も郵送やインターネットでできるため非常に手軽です。