症状から見る性病チェックリスト
性病かも?と不安になったことが一度はある人が多いと思います。
性病と言っても多くの種類があります。
今回は症状から見る男性の性病チェックリストを簡単に紹介していきます。
1.症状ごとの性病チェックリスト
性病には非常に多くの種類があります。
漠然と性病かも、と考えて不安にならずに今回のチェックリストの症状と照らし合わせて、どんな性病の可能性があるのかをきちんと見分けることが重要です。
もちろん素人の判断は難しい場合が多く、病院や性病検査キットでの検査が必要ですが、何科に行けばよいかや、どの項目があるキットを用意すればよいかの最初の判断材料にしてください。
2.性器周辺に異常がある場合
ペニス周辺に異常がある場合は、症状別に以下の性病が考えられます。
尿道から膿が出ていたり排尿時の違和感や痛みを感じる場合は、クラミジア・淋病・トリコモナスが考えられます。
亀頭に赤みがあったり軽い痛みや垢のような物が出る場合は、カンジダや雑菌性の亀頭包皮炎の可能性があります。
また亀頭にできものができているときは、トリコモナス・ヘルペスが疑われます。
トリコモナスは進行していくと大きくなり鶏のトサカやカリフラワーにも似た形状になり、ヘルペスの場合は水ぶくれが破けて潰瘍化しジュクジュクして痛みがあります。
続いて陰嚢、いわゆる金玉周辺です。
金玉の袋にかゆみがあり、足の付け根から地図状の白い斑点がある場合はいんきんたむしの可能性が高いです。
また睾丸自体に腫れや痛みがある場合は、前述の淋病やクラミジアの菌が尿道から上がって行き炎症を起こしている可能性があります。
3.性器以外に異常がある場合
性器以外に症状が出る場合は重症化する可能性が高く、さらに性病に思い当たらない場合も多いため注意が必要です。
かぜに似た症状や、全身の倦怠感、喉の痛みから始まり発疹や体重減少へと続く場合は、HIVの感染が疑われます。
免疫力を低下させられる病気のため、通常では感染しないような病気に簡単にかかってしまいます。
痛みの無いリンパの腫れが出て治まり、2か月ほど後に全身に発疹が出る場合は淋病の可能性があります。
また、全身の倦怠感が長く続く場合や黄疸が出る場合は肝炎に罹患している可能性が出てきます。
4.検査と治療
以上、ざっとですが症状から疑われる性病をチェックリスト形式で見てきました。
今回紹介できなかった性病もまだまだ存在しています。
不安な症状が出ている場合、まずは医療機関への相談や性病検査キットでの検査が必要です。
どんな性病でも早期発見と早期治療が重要になります。