ペニスの赤いぶつぶつの原因と治療
ペニスに赤いぶつぶつができた時は、どのような病気が考えれるでしょうか。
ほとんどが性交渉から感染する病気のため、医療機関や性病検査キットによる検査をし、適切な治療をうけることが重要です。
以下考えられる病気を見ていきます。
1.性器ヘルペス
ヘルペスウイルスに性交渉で感染し、発症します。
ぶつぶつの特徴は赤く、水ぶくれのようになります。
その水ぶくれが破裂し、痛みを伴ってペニスがただれます。
性交渉から最大10日間くらいの潜伏期間の後、水ぶくれが出始め、だんだんと痛みが強くなります。
38度以上の熱が出て、リンパ節が腫れることもあります。
また、治療をしても再発率が非常に高いのがこの性器ヘルペスの特徴で、1年以内に約80%が再発するため、根気の強い治療が必要です。
2.カンジダ
カンジダ菌がペニスの小さい傷から入り込んで亀頭包皮炎を起こした場合、赤いぶつぶつが出る場合があります。
同時に、ペニスがふやけているようになったり、白い垢のようなものが出たりします。
抗真菌薬により治療を行いますが、似たような症状を引き起こす細菌性の亀頭包皮炎というものもあり、この場合は抗真菌薬では治らないため、どのタイプのカンジダなのかを確かめるために、検査を受ける必要があります。
またカンジダ菌はシャワーなどで落とすことができないため、気になって強く洗ってしまうとさらに悪化してしまうため、逆効果です。
3.尖圭コンジローマ
うすピンク色または茶色のできものができ、基本的に痛みや痒みなどの自覚症状はほとんどありません。
ぶつぶつは最初は小さいイボ状ですが、成長していくとニワトリのトサカ状と言われるような特徴的な形になります。
尖圭コンジローマは、良性型のヒトパピローマウイルスというものが原因で、性交渉で感染することが多いですが、皮ふや粘膜の傷口から入り込み発症することがあるため公衆浴場などでも感染する可能性があります。
1年程度の長い時間で自然治癒する場合もありますが、その場合は再発する可能性が高いです。
その他の治療方法は塗り薬、もしくは切除になります。
4.梅毒
梅毒の初期症状である初期硬結でもペニスに赤いぶつぶつが現れます。
感染から3週間くらいで、小豆くらいの大きさのしこりができると同時にペニスがただれます。
このしこりを初期硬結と呼び、痛みや違和感は基本的に無い上、数週間から数カ月程度で消えてしまいます。
もちろんこれは完治したと言うことではなく、その後段階を経て進行し、脳や神経、心臓まで到達して死に至ることもあるため、初期硬結の時点で治療をすることが肝要です。
5.ペニスの赤いぶつぶつは放置しない!検査と治療が必要
このように、ペニスの赤いぶつぶつはほぼ自然治癒するものではありません。
まずは検査をうけることが必要ですが、医療機関での検査に抵抗がある場合に性病検査キットによる検査という方法があります。
自宅で簡単に検査ができ、結果も郵便やネット上で確認できるため、非常に手軽です。