性病の1種!マイコプラズマ感染症とは?
マイコプラズマという名前は最近では有名になっています。
肺炎を起こすという認識が一般的ですが、実は性感染症の1種としてのマイコプラズマというものもあります。
1.性病としてのマイコプラズマもある
この世には数え切れないくらいの性病というのが存在しています。
今回はその中の一つ、マイコプラズマについてですが、マイコプラズマと聞くと肺炎の原因になるものとして知っている人も多いと思います。
実はこのマイコプラズマは、性器の接触やオーラルセックスでも感染する場合があります。
2.マイコプラズマ感染症の特徴
性交渉で性器などに感染するマイコプラズマは肺炎の原因となるものとは別の種類で、全く同じウィルスではありません。
性器に感染する種類の物は肺炎を起こすものと違い、飛沫感染することはありません。
性病としてのマイコプラズマに性器が感染した場合は、尿道炎の症状が出るケースがほとんどです。
尿道炎とは様々な原因により、尿道が炎症を起こす状態です。
具体的な症状としては、排尿時の違和感や軽い痛み、尿道から膿が出るなどです。
尿道炎を起こしやすい他の性病と言えば、淋病とクラミジアが一般的です。
その他、性交渉をしなくても雑菌が感染して尿道炎にかかるケースもあります。
マイコプラズマは日本ではまだあまり知られていません。
淋病やクラミジアの治療を行っても上記の尿道炎の症状がなかなか治まらない場合は、このマイコプラズマ感染を疑う必要がありますが、病院によってはその可能性が案内されないこともあるようです。
また、マイコプラズマ感染時の症状は弱めであることが多く、感染に気が付かないケースもあります。
放置しても自然治癒するものではなく、男性の場合は前立腺などの炎症、女性の場合は子宮の炎症などから不妊の原因となる可能性があります。
3.マイコプラズマの治療
マイコプラズマ感染症の治療は比較的簡単で、抗生物質の服用を1週間程度続けるというものが一般的です。
マイコプラズマまだ研究段階のウィルスですが、欧米では性病として普通に認知されており、日本ではその段階まで至っていないのが現実です。
性交渉の後に違和感を感じる場合は、マイコプラズマ感染症の可能性、また他の病気の可能性も考え、総合的な性病検査を受けることが重要です。
検査は医療期間だけではなく、性病検査キットを利用することも可能です。
性病検査キットは調べたい病気に合わせて購入することもでき、自宅で簡単に検査が可能なため、大変便利な方法と言えます。