色々なちんこの病気とそれぞれの症状について
ちんこの病気は、その種類によって症状も様々です。
基本的には、性感染症や自慰行為によって発症するものが多いですが、そうでないものもあります。
1.重大なちんこの病気である陰茎がん
ちんこの病気の中で、症状が重たいものには陰茎がんがあります。
陰茎がんは、ちんこの皮膚に発生するがんで、頻度としてはそれほど多くありません。
原因としては包茎が考えられますが、その他にも遺伝や生活習慣など、様々な要因が挙げられます。
症状の現れ方としては、ちんこの表面におできのような腫瘤が発生します。
始めは痛みもないのですが、やがて発痛し始め、出血に至ることもあります。
検査方法は、腫瘤の一部を切り取って、生検に出します。
それに加えて、X線やMRIなどを活用しながら、他の臓器への転移がないかも調べていきます。
治療法は、手術による患部の切除、放射線療法、化学療法などが選択されます。
ただし、先ほども申し上げたように、陰茎がんは非常に稀な疾患であり、どちらかというと、症状が似ている尖圭コンジローマや梅毒について気を付けた方が良いかと思います。
2.発症頻度の高いちんこの病気である尖圭コンジローマとは
ちんこの病気で、陰茎に腫瘤ができるという症状が見られたら、尖圭コンジローマを疑いましょう。
尖圭コンジローマとは、陰茎の良性腫瘍で、ウイルス由来の性感染症です。
原因となるのはヒトパピローマウイルスで、6型と11型の感染で病気が引き起こされます。
陰茎にできる腫瘍は、痛みを発していません。
けれども、腫瘍自体は脆く柔らかいため、外部からの刺激で症状が悪化することもあります。
尖圭コンジローマは、梅毒で見られる扁平コンジローマとは見た目がかなり異なるため、ある程度は視診のみで判断できます。
治療法としては、軟膏を用いることが多いのですが、症状が重たい場合では、外科的に切除することもあります。
3.その他のちんこの病気やその症状について
上記の疾患以外にも、ちんこの病気には様々なものがあり、症状もいろいろです。
まず、亀頭包皮炎についてですが、これはウイルスではなく細菌によって感染が起こります。
症状はかゆみや発赤程度で、ちんこの病気としては、それほど症状は重たくありません。
陰茎形成性硬結症は、中年男性に多い病気で、陰茎に硬いすじのようなものが発生します。
その他、包茎という状態も、ちんこの病気と呼ぶことができますが、症状としては特筆すべきことはありません。
このように、ちんこの病気とその症状は非常に多様性がありますが、その中でも性感染症に関するものは、市販の性病検査キットなどを活用して、早期発見早期治療を行うことをお勧めします。