ヘルペスという性病の症状とは?
ヘルペスという言葉を聞いたことはありますか。
なかなか治らないという特徴がある、ヘルペスという性病の症状や治療法などを見ていきます。
1.治らない性病?ヘルペスの症状とは
ヘルペスという性病は大きく、口唇ヘルペスと性器ヘルペスに分けられます。
いずれもヘルペスウィルスに感染して発症します。
今回は特に性器ヘルペスについて詳しく見ていきます。
性器に感染するのは2型単純ヘルペスウイルスというウィルスです。
このウィルスを持っている人との性交渉で感染すると発症しますが、全員に症状が現れるわけではありません。
約6割の人が症状が出ないとすら言われています。
症状が出る場合、性交渉から2日から2週間程度で発症します。
まずはヒリヒリとした感じを性器に覚え、赤く小さいブツブツができ水ぶくれになります。
それが破れ、ただれて潰瘍と言われる状態になります。
この状態になるまで時間はあまりかからず、ただれた部分がヒリヒリと痛くなります。
初感染の場合、症状が重くなることが多く、女性は特に排尿が出来ないほどの痛みを伴うことも多いと言われています。
またあまりにも重症の場合、痛みで歩くこともままならなくなることもあり、入院を勧められることもあります。
2.ヘルペスの特徴
このヘルペスという性病は、一度発症すると治りづらいという特徴があります。
その理由はウィルスを完全に殺すことができず、体に半永久的に残ってしまうからです。
治療をするといったんは症状が治まることがほとんどですが、ストレスや疲れ、女性の場合は月経など、免疫力の低下などが起こった場合に再発する可能性が高いです。
なんと再発率は8割とも言われています。
ただ、再発時は初めて症状が出た場合に比べて症状が軽く、再発する度にだんだん軽くなると言われています。
3.ヘルペスの治療
ヘルペスの治療は抗ヘルペスウィルスにて行います。
点滴や飲み薬、塗り薬を状況に応じて使い分けます。
ヘルペスが疑われる場合は、検査が必要です。
検査は医療機関で行うのはご存知かと思いますが、性病検査キットを利用する方法というものもあります。
性病検査キットは自宅で気軽に検査ができ、項目も複数あるものがほとんどなので、他の性病も含めて検査をすることができます。
もしヘルペスが見つかった場合はただちに治療を開始し、パートナーにも感染させないように注意することが必要です。
また性交渉をするときはコンドームを使用したり、風俗店は避けるなど、感染しないように予防することが重要です。