ペニスの付け根に痛みがある場合の病気
ペニスの付け根に違和感や痛みがある場合はどのような病気の可能性があるのでしょうか。
それぞれ特徴的な症状がありますので、以下にて解説をしていきます。
1.前立腺炎
前立腺炎は必ずしも性交渉をしなくても発症し、名前の通り前立腺に炎症が起こるものです。
症状としては、ペニスの付け根のしこりを始め、排尿や射精をしたときの痛みや残尿感などがあり、40度を超える熱が出る場合もあります。
男性の2人から4人に一人が経験があると言われています。
大腸菌やブドウ球菌が尿道から逆行して、血管内にはいることが原因で発症する場合は性交渉による感染ではありません。
しかし、クラミジアやマイコプラズマ菌による場合は性交渉が原因である可能性が高くなります。
またいずれの菌も見つからない場合があり、その場合はなんらかの原因で前立腺がうっ血することにより炎症を引き起こします。
原因がどのような物であっても、再発を繰り返してしまう場合があり治療が長期に渡ってしまうことも珍しくありません。
原因の特定は素人には困難であるため、医療機関などでの検査が必要ですが、性感染症の疑いが強い場合は、性病検査キットを利用して自宅での検査も可能です。
2.ペロニー病
中年以上の男性に多い病気です。
ペニスにしこりができてしまい、そこからペニスが曲がってしまいます。
勃起時に痛みが伴うこともあり、勃起不全となってしまうこともあります。
しこりができる部位は付け根付近であることが多く、明らかに正常と違う曲がり方をし、性交渉ができなくなる場合もあります。
性感染症、いわゆる性病ではありませんが、はっきりとした原因はわかっていません。
基本的には薬での治療になりますが、症状が重い場合は外科手術によって治療する場合もあります。
3.陰茎硬化性リンパ管炎
ペニスの付け根の包皮の下に横向きにしこりができます。
カリ首のすぐ下からペニスの付け根までにできる可能性があります。
原因は特定されていませんが、性交渉や自慰行為のしすぎで静脈が腫れることが原因ではないかと言われています。
性感染症ではなく、痛みがないことがほとんどで自然治癒しますがあまり気になる場合は外科手術にて除去します。
4.ペニスの付け根の痛みがある場合は検査を
以上がペニスの付け根に痛みがある場合に考えられる病気です。
ただ、性感染症の初期症状として付け根の痛みが現れている可能性も全く無いとは言えません。
とくに性交渉のあとに症状が出ている場合は性病である可能性も高くなります。
適切な治療を受けるために、病院や性病検査キットでの検査を受けることが大切です。
性病検査キットは自宅で手軽に性感染症の検査をすることができるため、最近ではかなりポピュラーになっています。