性行為からの感染が急増するB型肝炎

B型肝炎の、性行為による感染者が増加しているという調査があります。

そこには、従来とは異なる感染経路というものの存在があるようです。


1.B型肝炎とは

B型肝炎という病気は、ウィルスにより肝臓へのダメージがもたらされる感染症です。

感染した場合、すべての人に症状が出るとは限りませんが、稀に症状が激化し、死に至ったり、何十年もあとに肝硬変や肝臓がんになってしまったりというリスクがある病気です。

このB型肝炎の感染経路が、変わってきていると言われています。

そこには医療の進歩と、昨今の性の多様化の問題が関わってきています。


2.性行為が原因のB型肝炎が増加

B型肝炎の感染経路は、まず二つに分けられます。

一つ目が垂直感染です。

現在100万人強とされるB型肝炎の感染者の多くが、この垂直感染により感染したとされています。

これは平たく言うと、母子感染です。

母親がB型肝炎のキャリアだった場合、出産時に血液を介して感染します。

感染と言っても、思春期から30歳くらいまで症状が出ることはなく、症状が出たとしても軽いか、全くないままの人もたくさんいます。

ただ、現在ではこの垂直感染は激減しています。

理由は妊娠時の検査と、もし検査結果が陽性だった場合でも出生直後に処置をすることによって感染を抑えることが可能になったためです。

二つ目は水平感染です。

これは輸血や点滴、また麻薬等を注射器を共用して使用した場合、あとは性行為による感染です。

輸血や点滴による感染も医療の進歩により、ほぼあり得ないという状況であり、麻薬の使用自体も論外とした場合、脅威になってくるのが性行為での感染となります。

そして、現在この性行為でのB型肝炎の感染者が増えていると言われています。

B型肝炎のウィルスの感染力は非常に強く、一度の性行為で感染する確率は10%とも言われています。

また、性行為の多様化も原因と言われています。

B型肝炎はアナルセックスによる感染が多かったため、同性愛者に多く見られていましたが、昨今ではコンドームを使わずピルなどで避妊をしたり、異性間でもアナルセックスをしたりということも珍しくなくなっています。

そのため、医療現場でせっかく防げているB型肝炎が、別経路では増えてきているということなのです。


3.検査と適切な治療を

沈黙の臓器と言われる肝臓の病気、B型肝炎は、多くの場合劇的な症状には至りません。

ただ、疲れやすい、倦怠感といった症状が長く続いたり、長い時間をかけて肝臓ガンに進行したりと感染しても、もちろん良いことはありません。

そのため、感染の防止と、万が一感染してしまった場合は早期の発見が重要です。

B型肝炎の検査は、医療機関だけでなく性病検査キットというものでも可能です。

性病検査キットはネットなどで購入し、誰にも知られず検査を受けることができるため、非常に便利でおすすめです。

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